2010年 05月 01日
雪の降る春の日 |
先月、ほころび始めた宮城の桜に見送られ叔父が旅立った。
昨夏には祖父が他界し、お葬式に行けずずっと後悔をしていたのでどうしても最後に会っておきたくて、無理矢理に休みをとった。
うちはちょっとした理由で親戚づきあいが深く、母の従弟である叔父のことはまるでもうひとりの父のような存在だった。
叔父との最後の時間は、やさしくて素敵な大人に成長していたはとこたちのおかげでとても穏やかに過ごすことができた。こうなると祖父のお葬式にいけなかったことが殊更悔やまれる。
母の涙をひさしぶりに見た。
そもそも泣き上戸な母の涙はテレビドラマでもたやすく見れるが、この夜の涙はちょっと辛かった。
母の弟は、いつ会ってもポーカーフェイスでこの夜も変わることはなかった。しかし目に焼き付けるように何度も何度も叔父の寝顔をみる彼をみて、この人はこうやって泣いているんだと思った。正直これがいちばんこたえた。叔父とは同い年で若い頃よく一緒に飲み歩いていたらしい。いつもは見ないこっちの叔父の顔を見た気がする。
最後に叔父に、「安心して休んでね」と心の中で声をかけた。叔父は幸せ者だ。
で、でも…何一つまとまりのない親戚たちのせいで、還暦をお祝いすることもできずごめんねー。ゆるしてねー。
昨夏には祖父が他界し、お葬式に行けずずっと後悔をしていたのでどうしても最後に会っておきたくて、無理矢理に休みをとった。
うちはちょっとした理由で親戚づきあいが深く、母の従弟である叔父のことはまるでもうひとりの父のような存在だった。
叔父との最後の時間は、やさしくて素敵な大人に成長していたはとこたちのおかげでとても穏やかに過ごすことができた。こうなると祖父のお葬式にいけなかったことが殊更悔やまれる。
母の涙をひさしぶりに見た。
そもそも泣き上戸な母の涙はテレビドラマでもたやすく見れるが、この夜の涙はちょっと辛かった。
母の弟は、いつ会ってもポーカーフェイスでこの夜も変わることはなかった。しかし目に焼き付けるように何度も何度も叔父の寝顔をみる彼をみて、この人はこうやって泣いているんだと思った。正直これがいちばんこたえた。叔父とは同い年で若い頃よく一緒に飲み歩いていたらしい。いつもは見ないこっちの叔父の顔を見た気がする。
最後に叔父に、「安心して休んでね」と心の中で声をかけた。叔父は幸せ者だ。
で、でも…何一つまとまりのない親戚たちのせいで、還暦をお祝いすることもできずごめんねー。ゆるしてねー。
by bluesteal
| 2010-05-01 22:51